IONIQ5の充電性能

EVでの長距離ドライブは、急速充電器の出力性能と車両の受電性能によって大きく変わります。2022年12月時点で、IONIQ5は90kWまでの急速充電器に対応しています。IONIQ5の充電性能は、充電口がCHAdeMO方式のEVではほぼ最強で、90kWまでであれば充電器の充電性能の限界近くまで引き出した充電が可能です。

また、国内に数カ所ある150kWのCHAdeMO急速充電器でも充電することは可能ですが、残念ながら現在のところ90kW急速充電器で充電したときと同じ程度の電力量でしか充電できないようです。

一例ですが、IONIQ5で東京~広島県福山市の約700kmを高速道路で移動する場合、SOC(Stato Of Charge:充電率)100%で出発すると、新東名高速の長篠設楽原SAの90kW充電器で1回(30分)、名神高速の草津SAの90kW充電器で1回(30分)充電すれば、SOC30%前後で到着することができます。上りのルートでは、新東名の90kW充電器は、遠州森町SAに設置されています。草津SAは、上りにも90kW充電器があります。

新東名高速道路の遠州森町SA(上り)の充電スペース

ただし、どちらの充電器もいわゆる2本出しと呼ばれるタイプの充電器ですので、他の車両と同時に充電すると充電量が落ちてしまいます。また、50kW急速充電器等で充電した場合は、90kWの充電器と比較すると充電量が半分近く落ちてしまいます。その場合は、3回もしくは4回の充電が必要になるでしょう。

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