停止時にブレーキペダルから足を離しても車両の停止状態を維持する機能が「オートホールド」です。
オートホールド機能を使うには、運転席側のドアやボンネットを閉じた状態でブレーキペダルを踏んだまま[AUTO HOLD]スイッチを押します。
すると、インストルメントクラスター(ハンドルの前にある画面)にグレーで「AUTO HOLD」の文字が表示されます。グレーの「AUTO HOLD」は、オートホールドが動作待機状態であることを示します。
この状態で走行して、ブレーキペダルを踏んで停止すると、オートホールドの機能が動作してブレーキがかかった状態が維持されます。オートホールドの動作中はインストルメントクラスターの「AUTO HOLD」の文字が緑色に変わります。
オートホールド動作中(停止時にブレーキがかかっている状態)にアクセルペダルを踏むと、自動的にブレーキが解除されて車両は発進します。
オートホールド機能は、i-PEDAL使用時も使用することができますが、ブレーキペダルを踏まないとオートホールドは動作しないので、停止後に一度ブレーキペダルを踏む必要があります。
オートホールドの機能を解除する方法は、ブレーキペダルを踏んだまま
[AUTO HOLD]スイッチを押します。インストルメントクラスターから「AUTO HOLD」の表示が消えればオートホールド機能はオフです。
車庫入れなどでクリープ現象を利用する場合、オートホールドがONになっているとブレーキペダルを緩めるだけでは車両は動かず、ブレーキ解除のためにアクセルペダルを少し踏む必要があります。その際にはアクセルペダルの踏みすぎに注意してください。IONIQ5の取扱説明書では、下り坂での走行やR(リバース)での後退、駐車ではオートホールド機能を解除することを推奨しています。